阿弥陀経 その5
  
  佛説「阿彌陀經」
  (ぶっせつあみだきょう)
          姚秦三藏法師鳩摩羅什奉詔譯
          (ようしんさんぞうほっしくまらじゅうぶしょうやく)
  現代語訳へ

  舎利弗、(しゃりほつ)
  於汝意云何、(おにょいうんが)
  何故名爲、(がこみょうい)
  一切諸佛、(いっさいしょぶつ)
  所護念経、(しょごねんきょう)
  舎利弗、(しゃりほつ)
  若有善男子(にゃくうぜんなんし)
  善女子(ぜんにょにん)
  聞是諸佛諸説名(もんぜしょぶつしょせつみょう)
  及経名者、(ぎゅうきょうみょうしゃ)
  是諸善男子、(ぜしょぜんぜんなんし)
  善女人、(ぜにょにん)
  皆爲一切諸佛、(かいいいっさいしょぶつ)
  共所護念、(きょうしょごねん)
  皆得不退轉、(かいとくふたいてん)
  於阿耨多羅三藐三菩提、(おあのくたらさんみゃくさんぼだい)
  是故、(ぜこ)
  舎利弗、(しゃりほつ)
  汝等皆當、(にょとうかいとう)
  信受我語、(しんじゅがご)
  及諸佛諸説、(ぎゅっしょぶつしょせつ)
  舎利弗、(しゃりほつ)
  若有人、(にゃくうにん)
  已發願、(いほつがん)
  當發願、(とうほつがん)
  欲生阿彌陀佛國者、(よくしょうあみだぶっこくしゃ)
  是諸人等、(ぜしょにんとう)
  皆得不退轉、(かいとくふたいてん)
  於阿耨多羅三藐三菩提、(おあのくたらさんみゃくさんぼだい) 
  於彼國土、(おひこくど)
  若已生、(にゃくいしょう)
  若今生、(にゃくこんじょう)
  若當生、(にゃくとうしょう)
  是故、(ぜこ)
  舎利弗、(しゃりほつ)
  諸善男子、(しょぜんなんし)
  善女子、(ぜんにょにん)
  若有信者、(にゃくうしんじゃ)
  應當發願、(おうとうつがん)
  生彼國土、(しょうひこくど)

  舎利弗、(しゃりほつ)
  如我今者、(にょがこんしゃ)
  稱讃諸佛、(しょうさんしょぶつ)
  不可思儀功徳、(ふかしぎくどく)
  而作是言、(にさぜごん)
  釋迦牟尼佛、(しゃかむにぶつ)
  能爲甚難、(のういじんなん) 
  希有之事、(けうしじ)
  能於娑婆國土、(のうおしゃばこくど)
  五濁悪世、(ごじょくあくせ)
  劫濁見濁、(こじょくけんしょく)
  煩悩濁、(ぼんのうじょく)
  衆生濁、(しゅじょうだく)
  命濁中、(みょうじょくちゅう)
  得阿耨多羅三藐三菩提、(とくあのくたらさんみゃくさんぼだい)
  爲諸衆生、(いしょしゅじょう)
  説是一切、(せつぜいっさい)
  世間難信之法、(せけんなんしんのほう)
  舎利弗、(しゃりほつ)
  當知、(とうち)
  我於五濁悪世、(がおごじょくあくせ)
  行此難事、(ぎょうしなんじ)
  得阿耨多羅三藐三菩提、(とくあのくたらさんみゃくさんぼだい)
  爲一切世間、(いいっさいせけん)
  説此難信之法、(せつしなんしんしほう)
  是爲甚難、(ぜいじんなん)
  
  佛説此経已、(ぶっせつしきょうい)
  舎利弗、(しゃりほつ)
  及諸比丘、(ぎゅうしょびく)
  一切世間、(いっさいせけん)
  天人阿修羅等、(てんにんあしゅらとう)
  聞佛所説、(もんぶつしょせつ)
  歓喜信受、(かんきしんじゅ)
  作鱧而去、(さらいじきょ)

  佛説阿彌陀經



  (現代語訳)
    
    「舎利弗よ。
    おまえさんはどう思うのじゃ。
    なぜ「いろんな諸仏にまもられたお経」などと
    するんじゃろうか?
    舎利弗よ。
    普通の人々に
    それら諸仏がそれぞれ
    阿弥陀さまの名を知らしめ
    お経を紐とくならば
    一般ピープルは
    みな気持ちを一つに
    一切の諸仏をおもい
    みな「完全な悟り」への不退転の決意を得る。
    舎利弗よ。これはだからこそ理屈ではなく
    わしの言葉、諸仏の想いを信じるべきじゃ。
    もしある人が
    すでに願いをたてたにしろ
    今これから願いをたてるにしろ
    まさに「阿弥陀仏」と願うにしろ
    「阿弥陀」さまの国、ゴクラクに往こうとするならば
    それはすでに
    「完全な悟り」への不退転の決意を得たことになり
    ゴクラクに
    すでにあり、いまあり、まさにあり
    じゃ。
    だから、舎利弗よ
    まじめな一般の人々で
    信心のあるものは
    ゴクラクに生まれる事を願うんじゃ。」

    「舎利弗よ。
    わたしは今まで延々と
    阿弥陀さま初め、諸仏の素晴らしい功徳を
    おまえに説いてきたのじゃが、

    (ちょっぴり照れくさいのー)

    なんと諸仏の方からわしも誉められた。

    −−「お釈迦様はよくもまあこんな大変な事を
    シャバの世界でおやりになりました。
    こんな五つの悪に汚れた社会でね。
    時代は汚れ、天災、戦争がおこりつづけ
    ものを見る尺度も、お金だけ
    お金持ちは勝ち組とよばれ
    愛国心を強制され
    お年寄り、身に不自由がある方の
    負担は増すばかり
    そんな中
    それこそ身をひそめて
    「完全な悟り」を得て
    それを一般ピープルのために
    「難しい仏法」をわかりやすくお説きになった。」−−−

    舎利弗よ。
    まさに知るがいい。
    この時代にあって
    「完全な悟り」を得る事のムズカシさを
    ましてや
    それをみんなにわかりやすく説明する事のムズカシさを
    これはとっても骨が折れることじゃ。」

   お釈迦さまがこのお経を説き終えると
   舎利弗さん初め十六の大弟子さん、一般大衆
   神仏や阿修羅やらみんな
   この説法を聞いた者たちは
   それぞれ、大いに喜び
   気持ちを新たに
   お釈迦さまに礼をして
   終わりのない日常に戻るのでした。

    以上でお釈迦さんがお説きになった
    「阿弥陀経」はおしまいです。


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