阿修羅

興福寺・阿修羅像
修羅場(しゅらば)をくぐる。大変な経験をした場合などよく言われます。修羅場ではアシュラ軍とインドラ軍(帝釈天|帝釈天について)が連日のように戦っていました。しかし、アシュラ軍は惨敗につぐ惨敗。それでも、果敢にインドラ軍に戦いをのぞむ。めんどうくさくなったインドラはアシュラを天界から追放します。まるで、K-1の佐竹、曙のようです。
なぜ戦いになったのか?
アシュラの美人の娘さんをインドラがつれさったからです。アシュラが怒るのも当然で一方的にインドラが悪い。しかし、常識では判断できないのが神話であるわけです。アシュラは苦渋を強いられます。
ゾロアスター経ではアフラ・マズダ(自動車メーカーMAZDAはここから)が最高神で、親族アフラは善神ですが、ペルシャの善神は、バラモン教のインドでは悪神となり、中道の立場の仏教では守護神として活躍するわけです。
阿修羅は、戦い、憤怒、というイメージがつよいのですが、興福寺の三面六臂(顔が三つで手が六本)の阿修羅像は、少年が憂いの表情を浮かべている感じがします。



