閻魔さま

深川 閻魔堂 閻魔様
本当はもっと恐ろしいと思います。どことなく、愛嬌があり、左手には種あかしの地蔵菩薩までいらっしゃる。わざわざ帽子にジャイアンツのマークのように、王なんてプリントしてるのが愛嬌でしょう。
閻魔さまはサンスクリット語のヤマ、リグヴェーダでは人類の祖先で、ヤマと妹ヤミーの間に人類が生まれたそうです。旧約聖書のアダムとイブみたいな方で、人間の最初の死者であるので死の国の王となるのです。死の国の王から裁判官、死神・・だんだん恐ろしくなってきた様です。
裁判の様子は葬儀の心得/中陰壇 【本郷 金子商店】を参考下さい。
閻魔さまが日本でその恐ろしさを増していったのは、源信が「往生要集」で地獄の恐ろしさをとくとくと説明したからでしょう。「浄土」がその存在感をますためには、「地獄」がとてつもなく恐ろしいものでなくてはならない。その裁判官は、わたしらが子供の頃までは、「舌を抜かれる」事の恐怖とともに、でんと存在していたのです。
閻魔さまは地蔵菩薩が姿を変えたものである。
そこに我々の願いのようなものを感じるのです。



