福禄寿

福禄寿
われわれ葬儀屋は人が死ぬからご飯が食べられます。それはとても因果な商売です。ですから葬儀屋がお客さんに、温かい、感動、心のこもった、素晴らしい、素敵・・・・。などあまっちょろい事は言ってはいけないと思っています。
われわれ葬儀屋がお手上げなのは、人類が不老不死の体を手に入れたとき、つまり、地球上に仙人しかいなくなるときです。
仙人は不老不死ですから、そこに到達するまで修行をしなければならない。まあ5歳で仙人になれる天才などいませんから、仙人になる頃には人間必然的に爺さんになっている。福禄寿もそのために修行をしていた道士さんです。
中国の三大宗教は道教、儒教、仏教ですが、そのなかでも道教は中国古代からの智慧の集積といった感じです。太極図に真理を凝縮し、真理の世界は不滅としそこに自己を導こうとします。つまり仙人になるのが究極の目的です。またその中に「三徳」がありそれは
- 福・・・子孫繁栄
- 禄・・・お金持ち
- 寿・・・長寿
であります。つまり福禄寿さんは道教の究極の理想なのです。
日本には禅宗とともに、山水画に描かれてやってきました。特に長寿の神さまとして信仰されます。



