観音経 その3
  
  妙法蓮華経觀世音菩薩普門品第二十五
  (みょうほうれげきょうかんぜおんぼさつふもんぼんだいにじゅうご)

  設復有人(せつぶうにん)
  若有罪若無罪(にゃくうざいにゃくむざい)
  ○械枷鎖檢繋其身稱観世音菩薩名者(ちゅうかいかさけんごしんしょう
                           かんぜおんぼさみょうしゃ)
  皆悉斷壊即得解脱(かいしつだんねそくとくげだつ)
  若三千大千國土(にゃくさんぜんたいせんこくど)
  満中怨賊(まんちゅうおんぞく)
  有一商主(ういちしょうしゅ)
  将諸商人(しょうしょしょうにん)
  齎持重寳(さいじじゅうほう)
  經過險路其中一人(きょうかけんろごちゅういちにん)
  作是唱言(さぜしょうごん)
  諸善男子(しょぜんなんし)
  勿得恐怖(もつとくくふ)
  汝等應當一心稱観世音菩薩名號(にょとうおうとういっしんしょう
                        かんぜおんぼさみょうごう)
  是菩薩(ぜぼさ)
  能以無畏(のういむい)
  施於衆生(せおしゅじょう)
  汝等若稱名者(にょとうにゃくしょうみょうしゃ)
  於此怨賊(おしおんぞく)
  當得解脱(とうとくげだつ)
  衆商人聞倶發聲言(しゅうしょうにんもんぐほつしょうごん)
  稱其名故(しょうごみょうこ)
  即得解脱(そくとくげだつ)
  無盡意(むじんい)
  観世音菩薩摩訶薩(かんぜおんぼさつまかさつ)
  威神之力(いじんしりき)
  巍巍如是(ぎぎにょぜ)


  (和訳)

  設え復た人有りて、若しくは罪あり、若しくは罪無きも、
  ちゅう械枷鎖にその身を檢繋せられんに、観世音菩薩のみ名を稱せば、
  皆悉く断壊して、即ち解脱することを得ん。
  若三千大千國土の中に満つる怨賊あるに、
  一人の商人ありて、諸々の商人を将いて重宝をつみ持ちて
  険路を経て過ぎんに、其の中に一人、
  是の唱えを作して曰く、「諸々の善男子よ、
  恐怖を得ること勿れ、汝等応当に、一心に観世音菩薩の名号を称すべし。
  是の菩薩は能く無畏を以って衆生に施したもう。
  汝等若しみ名を称せば、この怨賊に於いて当に解脱を得べし」
  と。
  衆の商人、聞いて倶に声を発して
  「南無観世音菩薩」と言わん、
  其のみ名を稱するが故に、即ち解脱することを得ん。



  (解説)

   ここでも観音さまはすばらしい。
   まず、昔の引田天巧のように
   手かせ、足かせ、首かせ、鎖から自由になり、
   賊が潜む道でも安全です。

   ここで七難を現代風に総括してみましょう。

   @火難・・・・放火、火事、爆発、メルトダウン・・・・・
   A水難・・・・集中豪雨、船舶の沈没、地球温暖化による海位上昇・・・
   B羅刹難・・台風、ハリケーン・・・・
   C刀難・・・・イラクでの戦闘、ピストル、殺傷事件・・・・
   D悪鬼難・・暴力、強盗、拉致、暴走賊、・・・・・
   Eちゅう械枷鎖難・・・窃盗による被害、刑務所、ちかんの冤罪・・・・
   F怨賊難・・・・・・・・・ホリエンモン、M&A、俺俺詐欺、北朝鮮・・・・

  危険だらけですが、これをすべて観音さまがとっぱらってくれるそうです。
  現代の日本も危険極まりない。
  警察も不詳事、天下りだらけ、
  政府もなさけない。
  自分の身は自分でまもらなけらばならない。
  しかし人間そんなに強くはありません。
  そんな時こころ強いのはやはり観音さまでしょう。
  「南無観世音菩薩」
  これだけでいいのも大きな魅力です。



  (現代語訳)

   「たとえある人が、罪があるにしろ
   罪がないにしろ
   手かせ、足かせ、首かせ、鎖で
   牢獄につかまっていたとする。
   しかしここでもまた
   観世音菩薩の名前を称えると、
   すべては粉々にくだけ、
   その難からのがれられるのじゃ。」


   「もし、世界の中に盗賊だらけの地があったとする。
   一人の商人がたくさんの商売仲間をつれ
   そのあぶない土地をとおり過ぎようとしたときに
   その中のひとりが
   「おいみんな、別に怖がる必要はないんだ。
   みんな一心に「観世音菩薩」の名前を称えるんだ。
   この菩薩さんはすばらしい力でそれに答えてくれる。
   みんなももしこの菩薩さんの名前を称えれば
   盗賊だってへっちゃらだ。」
   といったとする。
   商売仲間どうし皆、声をだして
   「南無観世音菩薩」と称える
   するとやっぱり、みんな無事であるんだ。」

   「無盡意菩薩よ
   観世音菩薩のびっくりする力は
   世界一高い山
   エベレスト
   どころのさわぎじゃない。」

仏教について最初のページへ
葬儀・生花・花環本郷金子商店HOMEへ