観音経 その4
  
  妙法蓮華経觀世音菩薩普門品第二十五
  (みょうほうれげきょうかんぜおんぼさつふもんぼんだいにじゅうご)

  若有衆生(にゃくうしゅじょう)
  多於淫欲(たおいんよく)
  常念恭敬観世音菩薩(じょうねんくぎょうかんぜおんぼさ)
  便得離欲(べんとくりよく)
  若多瞋恚(にゃくたしんに)
  常念恭敬観世音菩薩(じょうねんくぎょうかんぜおんぼさ)
  便得離瞋(べんとくりしん)
  若多愚癡(にゃくたぐち)
  常念恭敬観世音菩薩(じょうねんくぎょうかんぜおんぼさ)
  便得離癡(べんとくりち)
  無盡意(むじんに)
  観世音菩薩(かんぜおんぼさ)
  有如是等大威神力(うにょぜとうだいいじんりき)
  多所饒益(たしょにょうやく)
  是故衆生(ぜこしゅじょう)
  常應心念(じょうおうしんねん)
  若有女人(にゃくうにょにん)
  設欲求男(せつよくぐなん)
  禮拝供養観世音菩薩(らいはいくようかんぜおんぼさ)
  便生福徳智慧之男(べんしょうふくとくちえしなん)
  設欲求女(せつよくぐにょ)
  便生端正有相之女(べんしょうたんじょうそうしにょ)
  宿植徳本(しゅくじきとくほん)
  衆人愛敬(しゅにんあいきょう)
  無盡意(むじんに)
  観世音菩薩(かんぜおんぼさ)
  有如是力(うにょぜりき)
  若有衆生(にゃくうしゅじょう)
  恭敬禮拝観世音菩薩(くぎょうらいはいかんぜおんぼさ)
  福不唐損(ふくふとうえん)



  (和訳)

  若し衆生ありて淫慾多からんに、
  常に念じて観世音菩薩を恭敬せば、便ち慾を離れることを得ん。
  若し瞋恚多からんに、
  常に念じて観世音菩薩を恭敬せば、便ち瞋を離れることを得ん。
  若し愚癡多からんに、
  常に念じて観世音菩薩を恭敬せば、便ち癡を離れることを得ん。
  無盡意よ、
  観世音菩薩は、是の如き等の大威神力ありて饒益する所多し。
  是の故に衆生は常に心に念ずべし。
  若し女人ありて、設え男を求めんと欲して、
  観世音菩薩を礼拝供養せば、便ち福徳智恵ある男を生まん。
  説え女を求めんと欲せば、便ち端正有相の女の、
  宿徳本を植えて衆人に愛敬せらるるを生まん。
  無盡意よ、
  観世音菩薩は、是の如き力あり、
  若し衆生ありて、観世音菩薩を恭敬し礼拝せば、
  福唐損ならず。



  (解説)

   性欲、怒り、愚痴
   三毒と呼ばれるこれらは
   人間である以上、いかんともしがたいものがあります。
   
   男である私などは
   淫らな性欲の持ち主ですが
   女子高生のパンツを携帯のカメラで撮ろうとはおもいません。
   ただ、そのニュースを聞いたとき
   私にそんな趣味がないだけで
   声高に非難するわけにいかないわけです。
   男は誰だって
   淫らな性欲の持ち主ですから。
   
   怒りなども
   しょっちゅうです。
   
   愚痴もたまにはいいたくなります。
   
   これらもぐっとこらえ
   「観音さま」を心に思い浮かべれば
   少なくとも犯罪になるような事はしないと思います。

   また、男、女の生みわけが可能だと
   立派な子供を授かると
   これも凄いことですね



  (現代語訳)

   「もし、淫慾がおさえきれない
   人々がいたとして
   そんなとき、悪さをする前に
   観世音菩薩を心に思い浮かべ
   その徳を思えば
   その人々は、淫らな性欲から解き放たれ、
   安心じゃ。」

   「もし、怒りがおさまらないときでも
   ちょっと落ち着き
   観世音菩薩を心に思い浮かべ
   その徳を思えば
   怒りが自然とおさまるぞ。」

   「自分の思い通りにいかなくて
   愚痴が多いようなら
   観世音菩薩を心に思い浮かべ
   その徳を思えば
   愚痴も消えて
   心も軽やかじゃ。」

   「無盡意菩薩よ
   観世音菩薩はこれらの
   とてもすばらしい不思議な力をもっている。
   人々にとって
   ありがたい利益を
   たくさん授けてくれる。
   だから人々はいつも「観音さま」をおもい
   心にその徳を念じるべきなんじゃ。」

   「もし妊婦さんが、
   男が生まれて欲しいと
   観世音菩薩にお願いしたとすれば、
   玉のような男の子を授かり
   女が生まれて欲しいと
   お願いしたとすれば、
   み目うるわしい女の子をさずかる。
   もとから徳があるような子で
   愛敬たっぷりじゃ。」
  
   「無盡意菩薩よ
   観世音菩薩は
   なんともすばらしい力をもっている。
   もし人々が「観音さま」
   をおもい、その徳をしんじるなら
   観音様は間違いなくこたえてくれるのじゃ。」

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