仁王さま

法隆寺中門・金剛力士像
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お寺さんの門を山門といいますが、仁王さま、ちょっと観光名所になっているような大きなお寺さん、 古いお寺さんの門の「金網の中に」、結構いらっしゃいます。
一体は「阿形」(あぎょう)で口をあけ、眉間に皺をよせて、とっても怒っている。
一体は「吽形」(うんぎょう)でこちらは、口をとじ、怒りを内に秘めている。
なにもそんなに怒らなくてもと我々おもうのですが、まあ、外敵=仏敵を防ぐ為ですから仕方ありません。
仁王様は、別名「金剛力士」現代風にいえば、「ダイヤモンドK1戦士」といったところでしょう。サンスクリットでは「バジュラダーラ」=「金剛杵(こんごうしょ)をもつもの」、武器をもって仏的を退散させるわけです。上半身裸で、見事に割れた腹筋をされてますが、古い仁王様はキチンと鎧をきていた。つまり、裸で怒っていた方が迫力があるのでしょう。
よくスポーツなどで、「あ・うんの呼吸」といいますが、お互いの微妙な気持ちがひだの部分まで、なにも意識せずぴったりあうことです。
われわれがこの世にポンと生まれでるとき「おぎゃあー」(ちょっと苦しい)、あの世に帰るときは「うん」と口をとじる。(これもかなり苦しい、実際はほとんどの方、口をあけて亡くなります。)
つまり、息を「吐いて、生まれ、吸って、亡くなる」これが重なり合うということは、「阿形」も「吽形」も表裏一体、「生」も「死」もない、「不生不滅」ということでしょうか?「あ・うんの呼吸」の使われ方から、私はそう感じます。



