お薬師さま

薬師如来像
阿弥陀さまは西のかなたに「西方浄土」をつくりました。48の願いをクリアーして如来となったわけです。それでは、東にはなにもないか?
ちゃんとあります。東方浄瑠璃浄土でそこの先生がお薬師様です。お薬師さまは薬師如来で、サンスクリット語で「バーイシャジヤグル」、阿弥陀様の1/4の12の願いをクリアーして「東方浄土」をつくりました。
浄瑠璃って言葉たしか日本史で勉強したようなしないような?まず瑠璃(るり)なんですが、これはラピスラズリ(青い石)です。よく週刊誌の広告などで「霊石」「パワーストーン」として販売され、「彼女ができた」、「宝くじがあたった」
そんな事あるはずがないのですが・・・・。
浄瑠璃は三味線をバックに太夫が物語をかたる人形劇ですが、浄瑠璃御前と牛若丸の恋物語に、薬師如来のすごさを加えた「浄瑠璃物語」からそうよばれるようになりました。お薬師様にも、観音様、阿弥陀様、のように背景にはお経があり、通称「薬師経」、「薬師浄瑠璃光如来本願功徳経」がそのお経です。
構造は阿弥陀様の「四十八本願」といっしょで、菩薩時代に「十二大願」をたて、クリアー、見事如来になるというものです。その内容は?
- 一、みなさんをほとけにしてみせます。
- 一、みなさんを明るくし、自然といいことができるようにします。
- 一、みなさんが欲しいものを手に入れることができるようにします。
- 一、みなさんを仏教の正しいおしえにみちびきます。
- 一、みなさんにある程度の戒律をまもっていただきます。
- 一、みなさんの体の不安をとりのぞきます。
- 一、みなさんの病をとりのぞきます。
- 一、女性だからといって差別しません。
- 一、みなさんを魔からまもります。
- 一、みなさんを災難からまもります。
- 一、みなさんを餓えの苦しみからまもります。
- 一、みなさんがおしゃれで、芸術をたのしめるようにします。
と、どっかの党のマニュフェストみたいな感じがしますが、公約を守った点では、お薬師様はやはりすごいわけです。阿弥陀様にかんしては、「来世利益」、お薬師様にかんしては、「現世利益」という感がつよい。なんといっても「病気」をなおしていただけるというのが、われわれにとっては心強い。
西洋医学では、血液は各値に分析され、癌細胞はジェノサイド、ES細胞の研究まで進んでいますが、「祈る」という最も原初的な行為もなかなかどうして、捨てたもんではありません。



