葬儀の心得

本郷 金子商店

4、葬儀の段取り

L会葬御礼か?当日返しか?

  お葬式ではほとんどの方が香典をいただくと思います。
  お葬式ではなにかとお金がかかる。
  香典は、相互扶助の感覚でおもちになります。
  (曹洞宗開祖、道元禅師がシステム化したといいます。)
  ですから、私個人的感覚からすれば
  返礼品(会葬御礼も、香典返しも)などという物はいらないのではと思っています。
  しかし、世の中、そうはいきません。
  なにも渡さなければ、会葬者のなか
  文句を言う人がかならずでてきます。
  これは、世間体を大事にする我々日本人にとっては
  さけなければいけない問題です。

  東京の葬儀では昔、会葬御礼として
  寿司折と清酒をくばっていたそうです。
  だんだんと弔問者がお通夜に集中すると
  寿司の返品ができなかったり、逆にたりなくなったり
  それではということで1kgの砂糖袋になったら
  これが大不評・・・・
  試行錯誤のすえ、お茶・酒のセット、砂糖・酒のセット
  ができあがりました。
  ところが・・・、お茶も酒もまずい・・・・。
  それではと、返礼品会社は単品で質のよいお茶をくばるようになりました。
  そこにわって入ってきたのが
  ご存知テレホンカード、ハンカチです。
  小さくて持ち運びやすいので、人気でした。
  しかし、これも結局つかわないということで
  すたれていきます。
  今は、クオカード、お茶が人気があります。
  私個人からすれば
  もらってうれしいのは・・・・・ありません。
  こういうのはどうしても最大公約数になりますから・・・・。
  
  香典返しは香典が現金になった明治ごろから
  始まったようです。
  東京の地域は”半返し”といって
  頂いた金額の半分を四十九日法要のあと返すのが一般的でした。
  
  これも相互扶助の感覚からすれば
  なにかおかしい気がします。
  日本人の気質として
  もらいっぱなしでは気持ちが悪い。
  半分でも返しておけば、まー問題ないだろう
  そういう感覚だったのだろうと思います。
  
  それではタイトル、会葬御礼か?当日返しか?について
  ずばり、当日にお返しをしてしまったほうが
  体力的、経済的負担は少なくなります。

  
  理由は単純で、当日返しには会葬御礼分の負担がない。
  送料がかからない。リストとにらっめこして返礼品を決める手間がない。
  などです。
  
  しかし、どうしてもこころがこもらなくなる。
  お葬式は大変な事がどうしてもついてまわり
  大変だ・・、大変だ・・・、と家族みんなで一致団結する場でもあります。
  返礼品をあの人はこれ、この人はそれと選ぶ
  手間もなにか重要な意味があるような気もします。

  最近、カタログギフトなるものが
  結婚式からお葬式の方にも流れてきました。
  わたし個人の考えからすると
  これは、選ぶ手間の放棄、もらった側が選ぶ手間を受け取る
  ようなものです。
  おみやげ屋さんが本屋さんのようになり
  カタログギフトが並んでいる・・・。
  このような風景を考えると
  なにかうら寂しさを感じてしまいます。

  これは、あくまで私個人の感覚です。
  考え方は人によって違いますので
  聞き流してください。
 
  
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