葬儀の心得

本郷 金子商店

8、葬儀後の諸手続き

@葬儀後の必要手続き

  まあこれからは、あんまり楽しい話はできません。
  わたしもかなり苦痛です。
  主人公は「お役所」です。
  いま構造改革とやらでなにかと話題になってますが
  ま、あんまり変わらないでしょう。
  
  まずいやーな表があります。

種類 手続き内容 提出場所 期間 印鑑
証明
印鑑
証明
除籍
謄本
戸籍
謄本
戸籍
謄本
住民
住民
死亡
診断
保険
年金
手帳
年金
手帳
本人 全員 故人 本人 全員 本人 全員 故人
故人 本人
死亡届         市区町村 7日以内                    
生命保険 死亡保険金請求 加入保険会社 早めに            
厚生年金 遺族厚生年金 社会保険事務所 早めに                 
国民年金
国民年金
だけ加入
遺族基礎年金 市区町村 早めに             
寡婦年金 市区町村 早めに            
死亡一時金 市区町村 早めに                   
土地・建物 不動産登記 法務局 早めに                       
預貯金 名義書換え 銀行・郵便局 早めに              
有価証券 解約および停止 契約会社 早めに                
電話 承継手続き NTT 早めに                  
自動車 所有権移転 陸運支局事務所 早めに                           
年金受給権者死亡届 社会保険事務所 早めに                        
相続権 限定承認 家庭裁判所 3ヶ月以内                  
相続放棄 家庭裁判所 3ヶ月以内                
所得税 準確定申告 税務署 4ヶ月以内                             
相続税 相続税申告 税務署 10ヶ月以内                
国民健康保険 葬祭費 市区町村 2年以内                           
健康保険 埋葬料 社会保険事務所 2年以内                    
高額療養費 社会保険事務所 2年以内                   ◎       
労災保険 葬祭料 労働基準監督署 2年以内                  
自賠責保険 労働基準監督署 2年以内                      
簡易保険 保険金請求 郵便局 5年以内                  

  まあこれだけあっても一般家庭では全部は必要ありません。
  
  手続きのコツ
    葬儀後の手続きは例えれば、大病院で診察を受けるようなものです。
    あっちにいけば「これこれ」が足りないから「こちら」へと言われ
    こちらにいけば「なになに」が足りないから「あっち」へと言われる。
    たらいまわしになります。
    ですから、今日は病院にいくから「死亡診断書」は何通もらっておく
    明日は役所にいくから「戸籍謄本」、「除籍謄本」、「印鑑証明」は何通必要か?
    と計算することです。
    また、急がなくても「役所」のほうから「はがき」で手続きの知らせがきます。
    それからでも、十分間に合います。
    
    あとはもらえるものはとことんまでもらい
    お支払いはぎりぎりまで検討する。
    ずうずうしいぐらいがちょうどいいと思います。
    たくさん税金・保険金はらってきたんで別に気にする必要ありません。

  @免許証、保険証、パスポート、クレジットカードなどを返却します。
   これはそれぞれの発行元に返却しますが
   死亡診断書のコピーを多めに用意しておきましょう。
   
  A国民年金や厚生年金の停止手続き
   これをしませんと、本人まだ生きているとして
   年金が払われる場合があります。
   しかし、その事実知られると、一括で返金しなければならず
   その手続きも非常に大変です。

  B故人の確定申告
   相続人が1月1日から故人の死亡日までの所得を計算し
   税務署で確定申告をします。・・「準確定申告」
   4ヶ月以内にしなければなりません。
   控除の対象は一般的確定申告とほぼ変わりませんが、
   注意は死亡日まで払った金額だけです。
   
  C医療費控除の手続き
  医療費控除の計算
   税金を納めていた本人と、扶養家族のために
   実際に支払った金額(上のカッコの中)が10万円を
   超えれば、最高200万円まで控除されます。
   ですから、医療費の領収書はとっておきましょう。
   あと、通院費も医療費に含まれますので
   あとからでも、メモを作成しましょう。

   書類発行手数料一覧(東京都平成16年1月)
     
   印鑑登録証明書・・・・・300円
   住民票・・・・・・・・・・・・300円
   戸籍謄本・・・・・・・・・・450円
   戸籍抄本・・・・・・・・・・450円
   除籍謄本・・・・・・・・・・750円
   身分証明・・・・・・・・・・300円
   除籍抄本・・・・・・・・・・750円
   戸籍記載事項証明・・350円
   戸籍届書受理証明・・350円

   これ一通一通は安くても
   まとめると結構な金額になります。
   役所にいくときは少なくても1万円は財布にいれておきましょう。
   コンピューターですらすら出てくる現在
   こんなものは無料で発行するのがスジだとは思うんですが・・・。

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