真言宗

弘法大師空海

大日如来
だれが始めたの?(宗祖)
774年、空海は現在の香川県禅通寺市に生まれました。母方の伯父、阿刀大足のもとで様々なことを学び、15歳で京の大学に入ります。そこで、仏法を好んで学ぶようになります。
しかし「聾瞽指帰」(ろうこしいぎ)(のちに「三教指帰」と改題)を書き表し、俗世の教えは真実ではないと大学をドロップアウトします。各地の山野で修行をし、20歳のとき梶尾の山寺で出家します。
22歳で東大寺戒壇院にて具足戒を受け、空海となりました。
804年、空海は遣唐使に随行し(無名の僧)唐にわたり(最澄と一緒でした。)、長安の青龍寺で老僧恵果に師事します。そのとき「遍照金剛(へんじょうこんごう)」の名前をあたえられました。よくお寺さんが「なむだいし、へんじょうこんごう」とお唱えになりますが、それは空海を賞賛する真言です。
20年のところを2年で帰国し、さまざまな天皇より加護をうけました。これは最澄が空海に「密教」の師となることをお願いしたことが、大きかったようです。(無名の僧からの飛躍・最澄との決別)
816年和歌山県高野山に金剛峰寺をつくり、「真言宗」を開宗します。
教えは?
「即身成仏(そくしんじょうぶつ)」です。
からだのはたらき(親密)、ことばのはたらき(口密)、こころのはたらき(心密)を修行により高め、大日如来のそれと合致すれば、この身のままで成仏(輪廻をたちきる)できると考えます。
大日如来をすべての本源とし、「胎蔵界」(大日経/女性源理)「金剛界」(金剛頂経/男性原理)により和がうみだされ、精神と物質、知恵と慈悲などの和がうみだされるとします。そこからさらに生命うみだされ、その和合の世界をマンダラ(曼荼羅)とします。
「秘密曼荼羅十住心論」では密教(真言宗)にすべてが収斂される様子を、十段階のステージで書き表しました。
密教には六大(地・水・火・風・空と識大)で世界が構成されているという考えがあり、我々も犬も魚も大木も雑草も生きとしいけるものすべて、仏様にいたるまで、六大で構成されると考えます。つまりこの考えをつきつめていけば
わたしは全宇宙であり、全宇宙はわたしだ。
ミクロコスモスのなかにマクロコスモスが含まれている。
芥子粒に全宇宙がある。
という考えになり、この身のままでも大日如来と合致できる存在であるということになります。
ご本尊は?
もちろん大日如来です。
しかし、諸仏・諸菩薩・明王像などもまつります。たくさんの宗派がある真言宗では、おまつりのしかたも菩提寺によりちがいます。
真言宗の本山は?
- 高野山真言宗:
- 高野山金剛峰寺(和歌山県伊都郡高野町高野山)
- 高野山東寺派:
- 教王護国寺(京都市南区九条町)
- 真言宗醍醐派:
- 深雪山醍醐寺(京都市伏見区醍醐東大路町)
- 真言宗御室派:
- 大内山仁和寺(京都市右京区御室大内)
- 真言宗泉涌寺派:
- 東山泉涌寺(京都市東山区泉涌寺山内町)
- 真言宗善通寺派:
- 五岳山善通寺(香川県善通寺市善通寺町)
- 真言宗豊山派:
- 豊山長谷寺(奈良県桜井市初瀬)
- 真言宗智山派:
- 仏頂山智積院(京都市東山区東山七条下ル東瓦町)
- 真言宗大覚寺派
- 嵯峨山大覚寺(京都市右京区嵯峨大沢町)
この他にも真言宗にはたくさんの宗派があります。宗派それぞれに本山がございます。菩提寺にご確認くださいませ。 ちなみにわれわれの文京区にも、真言宗霊雲寺派の総本山霊雲寺が湯島にあります。
お仏壇の飾り方
東京でこれだけ飾れるお家はあまりありません。大切なことはご先祖様に対する感謝の気持ちです。仏壇がりっぱでもお参りしなければただの箱です。



