仏教の葬儀、みなさんはよくご存知だと思います。お寺さんがぽんぽん木魚などを、
叩きながら読経をします。葬儀に参列した方はわけのわからない読経をききながら、
焼香をします。仏教の葬儀の目的は、故人を儀式の手法を用い、悟り、仏の境地へ
と導く事(浄土真宗は若干ちがいます)です。
神道の葬儀は葬儀とはよばず、「神葬祭」と呼称します。
それは神事はすべてマツリととらえ、神職が祭事を執り行うからです。
まず、われわれが生まれたのは、神のおはからいだと考えます。神のはからいで、母
の胎内に宿ります。この世にうまれ、神のもと生活し、死によってこの世の役割を終え
ると、神の世界に帰ります。霊魂は始めは形がくっきりとしいて家族を見守りますが、だ
んだんと砂糖でできた人形のように性格も形も溶けていき、おおよそ50年で家を守る
祖霊(それい)・神霊(しんれい)に帰一します。
これを、江戸時代の神官・中西直方は
日の本に生まれ出にし益人は
神より出て神に入るなり
と詠んでいます。
神葬祭は、故人の死を悼み、正直に悲しみ、生前の功績をたたえ、
故人の魂・霊を安心して祖霊のいる「あの世」へ送り届ける儀式です。
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