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葬儀の心得・精進落とし

精進落とし

「精進料理」は仏教の戒律によりうまれました。肉、魚、などを断ち、「五戒」の一つ「不殺生戒」の教義を守るものです。

僧は725年天武天皇により「肉食禁止令」がだされ、一般の庶民も菜食の傾向が強くなりました。これは表向きは明治時代に僧の肉食が解禁になるまで続きます。

一般の庶民はというと、せめて、死別、法要に際しては弔意をあらわし「精進日」というものをもうけました。「精進入り」、「精進明け」とともに「精進落し」というものが定着していきます。

現代では、まったく肉食しないお寺さんはほとんどいません。われわれ一般庶民も、マクドナルドで190円払えば牛肉100%のハンバーガーが食べられる時代です。

葬儀では、お通夜から殺生のオンパレード。ですから「精進落しの席」は形式的に「精進落し」となってますが、葬儀に参列した「親族・友人の慰労の席」でしょう。

松花堂弁当といものを皆さんで召し上がります。

これは、もともと農家の種入れだったものを、松花堂昭乗(1582~1639)という人が小物入れとして使っていた。それをみてひらめいた吉兆の湯木貞一さんが、料理の器としてつかったといいます。四つ割りの四方盆の弁当松花堂弁当の誕生です。

召し上がる前に故人に「献杯」します。杯を捧げるのです。遺骨の前には「陰(かげ)膳」 がおかれ、ご親族の年配の方や、親しかった友人により「献杯」の発声があります。

ほんとうにお疲れ様でございました。この場は流れ解散が基本です。最期はご遺骨、お写真、位牌を忘れずにお持ち帰りください。