- ①服装について
- これは略式喪服で済ませる方がほとんどです。
日本人の男性の紋付はかまは
ほとんど見なくなりました。
たまにモーニングをみますが1年に1度ぐらいです。
女性の遺族は和服を着る方が多いですが
夏は特に大変ですので、洋服をお勧めします。
礼服を、この日だけは着る事をお勧めします。
- ②会葬者について
- 実は、会葬者は、東京の葬儀・告別式は
前日のお通夜の1/3ぐらいになります。
- ③弔電の紹介について
-
これは少し考えてみるとおかしな話で
葬儀に参列できないから、弔電を出します。
葬儀に参列できない方のお名前を
わざわざ、時間をもうけて、紹介する。おかしくないですか?
政治家、会社の社長、取引先の社長、
が先に紹介され、本当の友人、心がこもった文章は後になる。
政治家の弔電は一番安い緑色の薄っぺらいものです。
文章だって一番短い物
哀悼の意なんか表していません。
名前だって支援者じゃないかぎり、わざわざ読む必要はありません。
それより、本当の友人の弔電を2、3通読んで
終わりにしたいものです。
ありきたりの弔電だけなら、一切読まないのもありだと思います。
- ④葬儀ナレーションについて
-
互助会さんなどは冠婚で得たノウハウを
葬儀の場にもちこもうとしました。
”故人についてのナレーション”です。
感動の演出です。
どのようなものか書いてみます。
「金子花子様の人生それは多くの苦難と悲しみを乗り越えて
こられた、尊いご生涯でございました。
花子様はロマンを感じる大正10年10月10日
葬儀屋を営むご両親のもとに、文京区本郷の地で生を受けられました。
何不自由ない少女時代をすごされておいででしたが
花子様、7歳の時にご両親を事故でなくされ
それからはご親族の庇護をうけ成長されました。
・・・」
ここからさらなる感動の演出が
続くのですが、省略します。
われわれ町の葬儀屋はこんなことは絶対しません。
葬儀に参列される方は4分司会者がどんなにがんばって
ナレーションを考えようが、それ以上の事を知っているからです。
お涙頂戴の部分だけではなく
故人のずるいところ、いやだったところ
笑えたところ、ずぼらだったこと
すけべだったこと、みんな知っているからです。